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【かえでさんの素性とトラウマ】

詳細な考察コメントいただいたので、追記いたしました。
一番下です。
(2020/1/3)

◆かえでさんの過去は?


かえでさんについては、wiki情報で「戦災孤児」って書いてあったのでそう思ってました。身寄りがなくなってお寺に引き取られたんだろうな、って。

ただ、DVD付録には特に戦災孤児の記載はなく、単に「お寺の養女」ってなってる。 しかもかえでさんのキャラ設定のところに「寺の和尚は影一族の頭領だが、忍術は一切教えられていない」という一文がわざわざ入っている。

むむ?これってちょっと意味ありげでは!?(寺の子供たちみんなを養子としてるのか、かえでだけ養女なのか、にもよるけど)。

企画書の設定ではありますが、この意味ありげな一文を読んでから妄想爆発ですよ。
かえでさんも忍びの血が流れてるとか? 両親とも影一族だったけど命を落として和尚が引き取ったとか? 抜け忍の子とか? やむなく和尚が手を下した敵の子どもとか? 実は高貴な血筋とか? 命を狙われる両親が我が子を守るため預けたとか?
…妄想楽しい。

私は主従萌えでもあるので、高貴な血筋だったらぜひ赤影と主従関係を…って思ってます。
(かえでさんにかしづく赤影が見たいのだー)。

あとね、養女とカモフラージュしておきながら、実は本当に和尚の血をひく娘ってケースもあるんじゃないかなーって妄想してます。 和尚あんな顔してまだ「50才位」だもんね。かえでさん今16才だから、ええと30代前半の時の子。 なんのためのカモフラージュかは思いつかないけど、なんかワケありで。

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◆かえでさんのトラウマ?

本編で、戦争の話にかえでさんが過剰に反応する、という場面があります。たとえば…

ー・ー・ー

4話。
源之介も子どもたちも楽しそうなのに、かえでさんが急に「いけません!」「剣法だの戦だのはもうたくさんです!殺し合いはもうイヤ!」と いって走り去る。きょとんとする子供たち。

9話。
子どもたちに「何度言ったらわかるの!いくさごっこなんていけません!やめなさい!」って怒る。 和尚と源之介との会話でも、「どうして大人たちは戦ばかりするのかしら。戦の巻き添えをくってひどい目に合うのは、 いつもあの子らのような子供たちなのに」とのセリフ。

10話。
笑いあう子どもたちをみて、一歩引いた感じで「こんな平和な暮らしが、いつまでも続けばいいんだけど…」って、つぶやくかえでさん。

ー・ー・ー

こういうの見ると、やっぱり戦災孤児かなあって思いますね。

しかも4話のときはだいぶヒステリックです。なにかトラウマに触れたかのように。昔つらい思いをしたのかもしれない。

さらにどのケースも、それを見た源之介が何かを考え込むような表情になるんですよ。 4話でも、きょとんとする子供たちとは全然違った表情で走り去ったかえでさんのほうを見てた。

ここから推測するに、
・かえでさんは小さいころ戦争で負ったトラウマが癒えていない。
・そして源之介はそのトラウマを知っている。

のではないかと思ってます。
(ちっちゃなかえでちゃん。怖い思いをしたのかもしれない)

【追記2020/1/3】
かえでさんの過去についてコメントいただきました。
なるほどーの連続だったので、シェアさせていただきますね。
(私のざっくり見と違って細かくみてらっしゃってすごいです)。

確かにかえでさんは戦争に対してとてもトラウマがある感じがしますよね。
松千代の回でも、チャンバラごっこをしようとしている松千代たちに源之介が「こらこら、そんな遊びしていたらまたかえでさんに叱られますよ。」とたしなめていたり、 走れ赤影の回でも、明智の軍が栄の町に入ってきた際にゆうきち君が「また戦が起こるのか、またたくさんの人が死ぬな・・・」といったとき 悲痛な面持ちでかえでさんがぎゅっと子供を抱きしめたり・・・
かえでさんの戦争に対するトラウマは源之介もすごく理解しているし、かえでさんも人一倍とてもセンシティブな感じですよね。

かえでさんは赤影の正体を知っているかにもつながるのですが、源之介って普段は子供にも言い負かされたり、頼りなかったりな、のらりくらりの能天気キャラなのに、 割とかえでさんに対してはちょっと踏み込んだことを言っているシーンが何個かあるなぁと思っていました。
信長軍が栄に金銭要求してきた際、「これじゃゆすりたかりと一緒だわ、頭に来ちゃう!!!」といったかえでさんに 「まあまあ、かえでさんがそんなに腹を立てなくても」と源之介、何気ないやり取りですが、 普段の源之介だったら「あはは、本当ですよね、参っちゃいますよねぇ!!」くらいで終わりそうなところを、 結構真顔で(少し笑顔なものの)たしなめています。
最初見たとき違和感があって、少し源之介らしくないというか、 かえでさんに踏み込めていなかったらこんなセリフ言えない気がしています。
あと、赤影VS赤影で但馬屋さんが誘拐された際に慌てふためいているかえでさんにも、 源之介は「落ち着いて、かえでさん」と源之介らしくなく、一緒に慌てる(フリをする)わけでもなく、大人らしく、 一個上の目線でかえでさんを落ち着かせようとしている姿に、かえでさんのことを実はよく知っていて、ちょっと赤影らしい、 しっかりした態度だなぁと思いました。

かえでさんは赤影の正体を知らないかもしれません・・・ 私も子供が逢引逢引って騒いでいるときに必死に否定した可愛いかえでさんを見て、おお!!かえでさん実は赤影の正体知っているのね!! これから楽しみだなぁと思っていたのに何の展開もなく、少し拍子抜けでした。最終回で子供と源之介がいないときも両者を心配していたかえでさん、 もし正体を知っていたら幻魔城に行っていることを事前に赤影(源之介)から知らされていますよね、でも本当に心配していて知らない感じだったので、 私も少し混乱です(笑)

ただ先ほど申し上げたように、源之介はかえでさんの過去をすごく知っている気がします。 それは頭領である和尚から聞いたのかもしれません。頭領は実は、そんなかえでさんを赤影に守っていってほしいと願っているのでは、とでさえ思いました(*^_^*)


おもしろかった…。
他の方の考察見ると、いつもなるほどーって思います!
ありがとうございますー。